Hermes Agent導入時に大切なのは、インストール直後から外部サービスを大量につながないことです。まずCLIが起動し、利用するモデルと基本ツールが分かる状態を作ります。
公式インストーラーを使う
2026年7月20日時点の公式クイックインストールは、macOS、Linux、WSL2向けに次の形で案内されています。
curl -fsSL https://hermes-agent.nousresearch.com/install.sh | bash
リモートスクリプトを直接シェルへ渡す方法にはリスクがあります。業務端末では、URLと配布元を確認し、必要なら一度ファイルとして取得して内容をレビューしてから実行してください。インストール後は新しいシェルを開くか、シェル設定を読み直します。
最初に確認する四項目
私は次の順で確認しました。
hermes --version
hermes doctor
hermes model
hermes tools
--versionでは導入済みバージョンとPython環境を確認します。doctorは構成上の問題を診断する入口です。modelでは利用するLLMプロバイダーとモデル、toolsではエージェントへ公開する機能を確認します。
手元の環境では2026年7月20日にv0.18.2を確認しました。公式GitHubでも同日確認時点のLatestはv0.18.2で、リリース日は2026年7月7日です。バージョン番号は記事公開時点で変わり得るため、読者は必ず公式リリースページを確認してください。
最初の会話は読み取りだけにする
初回は、ファイル削除や外部投稿を伴わない依頼にします。
現在の作業フォルダを確認し、Markdownファイルの名前だけを一覧にしてください。変更はしないでください。
ここで見るのは回答の賢さより、対象範囲が明確か、実行したツールが表示されるか、変更をしていないかです。意図しない範囲を参照するなら、作業フォルダと書き込み可能範囲を先に絞ります。
更新は「いつでも」ではなく「検証できる時」に
公式には既存環境の更新コマンドとして次が案内されています。
hermes update
ただし自動化を組んだ後は、更新直後にMCP接続、cron、Gateway、主要テストを確認できる時間帯に実施します。最新版であることと、手元の処理が安定していることは別の問題です。
再現チェック
- [ ]
hermes --versionが表示される - [ ] 利用するモデルを説明できる
- [ ] 有効なツールを把握している
- [ ] 読み取りだけの依頼を一件実行できる
- [ ] 秘密情報を会話へ貼っていない
- [ ] 更新前に現在のバージョンを記録した
次回は、Hermes AgentをDiscordから扱うための窓口設計を紹介します。
